もしネットで自分の商品が全く売れない、売れる気配がない、という人はそもそも売っている場所が間違っている可能性があります。
そこで全く売れなかったものが、売れるようになった僕の実体験を紹介します。
全く売れなかった有料noteが売れるようになった理由
僕は、映画やドラマのレビューするブログを運営しているのですが、そこである日、有料noteを販売したことがあります。
そのnoteとはこちら。
当初の狙いとしては、映画ブログの読者の中には映画ブログを始めようと思っている人やすでに運営している人もいるのではないか。それならそういう人たちに向けて映画ブログの攻略本を書けば売れると思ったわけです。
ちなみにそのブログはアクセス数100万PVを記録したこともあるブログなので、多少ターゲット層のずれはあっても数%は買ってくれるんじゃないのかと予想していたんですね。ところが結果は惨敗。一つも売れませんでした。やっぱり商品のターゲットと実際の読者がマッチしていなかったようです。
それに対し、このブログ(アフィリエイトシグナル)で同じnoteを販売したところ、すぐに売れるようになりました。2016年に販売を開始したnoteですが、いまだに売れ続けています。
一見、映画ブログの読者のほうが、アフィリエイトブログの読者よりも、「映画やドラマをテーマにブログで月間100万PV稼ぐ方法」を必要としている感じがするんですが、実は違うんですね。映画ブログの読者はあくまでも映画の感想やネタバレが知りたいだけだったのです。
それに対し、アフィリエイトブログはどうでしょうか。特に稼ぐ系の情報を探している人は、ジャンルや手法に関わらず、稼げればいいと思っている人も少なくないし、一見自分とは無関係な分野でも貪欲に情報収集する人もいます。
そういう読者層には稼ぐ系の有料noteはやはり売れやすいし、たとえ映画やドラマに興味がなくても買ったりするんだと思います。
何が言いたいかというと、売る場所、あるいは売る対象を間違えると、たとえ売れる可能性を秘めたものでも売れなくなる、ということです。
そしてそんなときにほかの選択肢を持っていると強いです。僕の場合、複数のブログを運営してきたおかげで、あるブログでは売れなくても別のブログでは売れる、という逃げ道を確保できています。
全く売れなかった転売商品が売れるようになった理由
僕は自分でECサイトも運営していて、日本の商品をブラジルで販売しています。いわゆる転売ビジネスですね。
しかし在庫を抱えるビジネスは何かとリスクがあるので、もう何年も前から在庫がなくても商売ができるブログやアフィリエイトにシフトチェンジしています。
それもあってかECサイトの手を抜き出した途端、徐々に売れ行きが減り、あるときからほとんど売れなくなってしまいました。
ECサイトのアクセスは落ち込み、売れ残った在庫だけが家に山のようにある、といった状況です。
そんな中、ECサイトで売っていた商品を大手のマーケットプレイスに移してみました。日本でいうところのアマゾンや楽天のように個人でも自分の商品を出品できるサイトのことです。
するとどうでしょうか。ほとんど売れてなかったものが毎日のように注文が入るようになり、転売だけでもバカにならない収入が上がるようになりました。
自分のECサイトは特定の商品に特化したニッチなユーザーを集めています。対してマーケットプレイスはあらゆる商品を欲している様々なユーザー層にリーチしています。
この場合、むしろ特定のユーザー層に特化したECサイトのほうが商品とユーザーのニーズがマッチしそうな気もしますが、一概にもそうとはいえないようです。
ターゲットにずれはなくても、そもそも個人サイトと大手のマーケットプレイスぐらい圧倒的な集客力の差があると、話は変わってくるのです。
特に最近ではグーグルのアルゴリズムの変更によって日に日に大手のサイトが一人勝ちするような傾向にもなっていて、個人店がネット上で上位表示することがとても難しくなっているからです。
マーケットプレイスは手数料が高いといわれますが、集客を代わりにやってくれると考えると、コスパは決して悪くないです。
まとめ
二つの例は、それぞれ状況や環境が違うものの、同じものを売ったにも関わらず、場所によって結果が大きく変わる、という意味では同じです。
商品そのものがもともとニーズのない売れないものだとしたらお手上げだけど、売れない原因が、ターゲットのずれにあるのか、あるいはそもそも集客が足りていないのかのどちらかだとしたらまだまだ可能性はあります。
ここではブログやサイトを変えた事例を出していますが、noteを売る方法は何もブログだけじゃないし、SNS経由のほうが売れることもあります。もっというとnoteで販売しなくてもアマゾンの電子書籍として売ることもできますよね。
マーケットプレイスにしてもアマゾンで売れやすいものと、楽天で売れやすいものは違うでしょう。メルカリやYAHOOオークションという選択肢もあります。
そういったあらゆる選択肢の中から自分の商品にマッチしたサービスを選ぶと、売れなかったものが急に売れるようになるケースもあるので、ぜひ色々なものに挑戦してみてください。